望遠の秋
皆様は秋と言えば何でしょう?
食欲の秋、読書の秋、色々あると思いますが撮影マニアの我々は秋と言えば望遠の秋です
何故秋は望遠撮影なのかと言うと夏は暑くて陽炎が立つので遠距離撮影はとてもやりにくいというか適さない時期なのです
この夏ご紹介したデジカメの望遠で月面とか撮影した機材をお見せしましたが夏は実用画質で昼間の地上を撮るにはせいぜいあのくらいの望遠率が限界かなと個人的には思います
春も望遠撮影には良い季節ですが秋のほうが空気が綺麗で遠くが鮮明に写せるような気がいたします
今回はさらなる超望遠域が撮影出来る物をちょっとばかりご紹介しようと思います

こちらはソニー製のビデオカメラ用の10倍テレコンバーションレンズ「ズームアイ」です
かなり古い商品となりますが当時の定価が10万円のレンズです
ソニーがビデオカメラ用に出した高倍率コンバーションレンズはこれが最初で最後だと思います
この画像ではビデオカメラを積んでおりませんが赤く囲った部分にビデオカメラを乗せて使います
作りが非常に良く上の取っ手を持って持ち歩けますし三脚に固定して使えます
というか手持ち撮影は無理なので三脚必携です
このレンズが現行発売されていた頃のハンディカムは16倍~20倍の物が主流でしたので20倍の
ハンディカムと組み合わせて使うと光学域で200倍ズームの撮影が可能となります
200倍ってどんな映像の世界なのか想像がしにくいでしょうが最近のビデオカメラは小型になり
10倍ズームが主流ですがデジタルで40倍とかという物もありますので家電店でそれらのデジタルズームで
最大にしてみてさらにその倍以上を光学域で撮れる事をイメージされると少しは想像がつくかと思います

このレンズはレンズ自体だけでなく架台の部分も魅力的なのです
赤矢印で2箇所示しておりますがこのつまみを回すことによりビデオカメラのレンズの上下と左右に微調整して光軸を合わせることが出来るので色々なカメラを乗せて使うことが出来ます
緑の矢印のところにも注目してください
このレンズの接眼部の開口が非常に広いのです
バードスコープや天体望遠鏡の接眼部にビデオカメラやデジカメをあてがい撮影するという方法もあり
そのような撮影はコメリート法と呼ばれておりますがバードスコープなどは接眼部が小さいのですがソニーのこのレンズは最初からビデオカメラ用に設計されているので口径が大きいというのが特徴です
ビデオカメラで超望遠撮影をするにはまさに最適ではと思います

接眼レンズも何個か有りカメラを使わず肉眼でそのまま見るためのアダプターも有ります
白い四角のものは天体観測用のCマウントカメラです

こちらはビクセン
http://www.vixen.co.jp/
のフィールドスコープです
これも相当古く10年以上前の製品で価格がちょっと記憶が曖昧ですが7万円くらいだったような気がします
この分野の製品は昔のものはとても良い物がありますので古い機種を今も大事に私は所有しております

接眼レンズは純正の10倍をはずしてオプションの25倍に交換して倍率を上げています
接眼レンズの根本に注目して欲しいのですがネジが2種類切ってあります
先ほどご覧いただいた白い四角いカメラもビクセン製のCCDでこれらを取り付けるためのアダプターを
付けるネジが接眼レンズの根本に切ってあるのです
この製品群はとっくに廃盤になっておりますが超望遠システムを組んでみたい人はビクセンのHPで
現行製品などご覧になられてみてください
さてこの製品で撮影できる望遠域は半端ではありません
月面撮影したくても月がどこにあるやらと言うほど位置合わせが難しい望遠域になります
モニターに映し出される月も強烈で肉眼で空を見ていると月は静止しているように感じますがこれで月を見るとグングン動いておりすぐフレームアウトしてしまい月って結構早く動いているんだなと感じてしまいます
遠くの人物を狙った場合は肉眼で豆粒程度にしか確認できない領域を撮影出来るでしょうが双眼鏡で確認してあそこを映したいなどと思っても望遠率が凄すぎて合わせるのが非常に困難で不可能に近いくらいです
肉眼で確認が出来ない遠くを映してみたい人は10倍の接眼レンズのまま使ったりとか以前ご紹介したデジカメみたいな感じのシステムから入るなどして少しずつステップアップするのが良いです
気合い入れて望遠撮影の装備を揃えてもいきなりだと使いこなせませんです
肉眼で確認できない遙か遠くを手に取るように撮影してみたいという人は多いですが会員さんからも超望遠撮影に関してはご質問をいただくことは多いですがまずは手持ちでも何とか可能な望遠撮影領域から入りそれから徐々にもっと遠くを映せるような機材にシフトした方が良いと思います
いきなり凄く遠くが映せる機材は持ち運びや設置も使うのも大変で結局は大枚叩いても殆ど使わないという事になる場合が多いです
当メンバールームでは一定の条件を満たす会員さんにこの10倍テレコンなどの無償貸し出しなど行っていきたいと計画しております
さらにはビデオカメラの前に付けるピンホールタイプレンズや高感度暗視カメラなど無償貸し出し機の拡充を進めようかと企画中です
一般の家電店で販売されていない特殊な機材は買ってみると「こんな筈では無かった」みたいな使いにくさや思い通りの撮影が出来なかったりなどという事がとても多い分野の製品です
会員の皆様が本格的特殊機材を購入するかどうするかの判断用に私の所有の機材で感覚を掴んで頂き今後の
購入の一助になればと考えております
貸し出しのガイドラインは追ってメンバールームにてアナウンスさせて頂きます
食欲の秋、読書の秋、色々あると思いますが撮影マニアの我々は秋と言えば望遠の秋です
何故秋は望遠撮影なのかと言うと夏は暑くて陽炎が立つので遠距離撮影はとてもやりにくいというか適さない時期なのです
この夏ご紹介したデジカメの望遠で月面とか撮影した機材をお見せしましたが夏は実用画質で昼間の地上を撮るにはせいぜいあのくらいの望遠率が限界かなと個人的には思います
春も望遠撮影には良い季節ですが秋のほうが空気が綺麗で遠くが鮮明に写せるような気がいたします
今回はさらなる超望遠域が撮影出来る物をちょっとばかりご紹介しようと思います

こちらはソニー製のビデオカメラ用の10倍テレコンバーションレンズ「ズームアイ」です
かなり古い商品となりますが当時の定価が10万円のレンズです
ソニーがビデオカメラ用に出した高倍率コンバーションレンズはこれが最初で最後だと思います
この画像ではビデオカメラを積んでおりませんが赤く囲った部分にビデオカメラを乗せて使います
作りが非常に良く上の取っ手を持って持ち歩けますし三脚に固定して使えます
というか手持ち撮影は無理なので三脚必携です
このレンズが現行発売されていた頃のハンディカムは16倍~20倍の物が主流でしたので20倍の
ハンディカムと組み合わせて使うと光学域で200倍ズームの撮影が可能となります
200倍ってどんな映像の世界なのか想像がしにくいでしょうが最近のビデオカメラは小型になり
10倍ズームが主流ですがデジタルで40倍とかという物もありますので家電店でそれらのデジタルズームで
最大にしてみてさらにその倍以上を光学域で撮れる事をイメージされると少しは想像がつくかと思います

このレンズはレンズ自体だけでなく架台の部分も魅力的なのです
赤矢印で2箇所示しておりますがこのつまみを回すことによりビデオカメラのレンズの上下と左右に微調整して光軸を合わせることが出来るので色々なカメラを乗せて使うことが出来ます
緑の矢印のところにも注目してください
このレンズの接眼部の開口が非常に広いのです
バードスコープや天体望遠鏡の接眼部にビデオカメラやデジカメをあてがい撮影するという方法もあり
そのような撮影はコメリート法と呼ばれておりますがバードスコープなどは接眼部が小さいのですがソニーのこのレンズは最初からビデオカメラ用に設計されているので口径が大きいというのが特徴です
ビデオカメラで超望遠撮影をするにはまさに最適ではと思います

接眼レンズも何個か有りカメラを使わず肉眼でそのまま見るためのアダプターも有ります
白い四角のものは天体観測用のCマウントカメラです

こちらはビクセン
http://www.vixen.co.jp/
のフィールドスコープです
これも相当古く10年以上前の製品で価格がちょっと記憶が曖昧ですが7万円くらいだったような気がします
この分野の製品は昔のものはとても良い物がありますので古い機種を今も大事に私は所有しております

接眼レンズは純正の10倍をはずしてオプションの25倍に交換して倍率を上げています
接眼レンズの根本に注目して欲しいのですがネジが2種類切ってあります
先ほどご覧いただいた白い四角いカメラもビクセン製のCCDでこれらを取り付けるためのアダプターを
付けるネジが接眼レンズの根本に切ってあるのです
この製品群はとっくに廃盤になっておりますが超望遠システムを組んでみたい人はビクセンのHPで
現行製品などご覧になられてみてください
さてこの製品で撮影できる望遠域は半端ではありません
月面撮影したくても月がどこにあるやらと言うほど位置合わせが難しい望遠域になります
モニターに映し出される月も強烈で肉眼で空を見ていると月は静止しているように感じますがこれで月を見るとグングン動いておりすぐフレームアウトしてしまい月って結構早く動いているんだなと感じてしまいます
遠くの人物を狙った場合は肉眼で豆粒程度にしか確認できない領域を撮影出来るでしょうが双眼鏡で確認してあそこを映したいなどと思っても望遠率が凄すぎて合わせるのが非常に困難で不可能に近いくらいです
肉眼で確認が出来ない遠くを映してみたい人は10倍の接眼レンズのまま使ったりとか以前ご紹介したデジカメみたいな感じのシステムから入るなどして少しずつステップアップするのが良いです
気合い入れて望遠撮影の装備を揃えてもいきなりだと使いこなせませんです
肉眼で確認できない遙か遠くを手に取るように撮影してみたいという人は多いですが会員さんからも超望遠撮影に関してはご質問をいただくことは多いですがまずは手持ちでも何とか可能な望遠撮影領域から入りそれから徐々にもっと遠くを映せるような機材にシフトした方が良いと思います
いきなり凄く遠くが映せる機材は持ち運びや設置も使うのも大変で結局は大枚叩いても殆ど使わないという事になる場合が多いです
当メンバールームでは一定の条件を満たす会員さんにこの10倍テレコンなどの無償貸し出しなど行っていきたいと計画しております
さらにはビデオカメラの前に付けるピンホールタイプレンズや高感度暗視カメラなど無償貸し出し機の拡充を進めようかと企画中です
一般の家電店で販売されていない特殊な機材は買ってみると「こんな筈では無かった」みたいな使いにくさや思い通りの撮影が出来なかったりなどという事がとても多い分野の製品です
会員の皆様が本格的特殊機材を購入するかどうするかの判断用に私の所有の機材で感覚を掴んで頂き今後の
購入の一助になればと考えております
貸し出しのガイドラインは追ってメンバールームにてアナウンスさせて頂きます
Posted on 2012/10/31 Wed. 19:41 [edit]
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